ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サリンベーネ」の意味・わかりやすい解説
サリンベーネ
Salimbene de Adam
[没]1288頃.レッジョエミリア
イタリアの修道士,年代記作者。パルマの富裕市民の子で,1238年フランチェスコ修道会に入る。各地の修道院をたずね歩く間に見聞を広め,フランス滞在中にはルイ9世の十字軍準備に立会った。 1168年から死の直前の 1288年までの諸事件を記録した『年代記』 Cronicaは,13世紀の基本的史料として重要なばかりでなく,美しいラテン語の文章で記述された文学作品としてもその価値は高い。
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