ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
オルレアン公ルイ・フィリップ・ジョゼフ
オルレアンこうルイ・フィリップ・ジョゼフ
Orléans, Louis-Philippe-Joseph, Duc d'
[没]1793.11.6. パリ
フランスの政治家。自由主義派の王族として,フランス革命に参加したことで知られる。別称「フィリップ平等公」 Philippe Égalité。新思想とイギリス議会政治に共鳴し王政を批判。貴族代表として 1789年の全国三部会に参加した。同年,十月事件 (王権停止) 後イギリスに亡命。 92年9月パリから国民公会議員に選出され,国王ルイ 16世処刑に賛成投票したが,彼自身も革命裁判所によって投獄され,死刑に処せられた。フランス最後の国王ルイ・フィリップ (在位 1830~48) の父。
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