オロデス2世(読み)オロデスにせい(その他表記)Orodes II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オロデス2世」の意味・わかりやすい解説

オロデス2世
オロデスにせい
Orodes II

[生]?
[没]前37
古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 57頃~37) 。兄弟ミトラダテス3世 (在位前 56~55) を助けて父のフラーテス3世を殺し,やがてミトラダテスをも倒して王位についた。前 53年,将軍スーレンを派遣してクラッススの率いるローマ侵入軍をカルラエで壊滅させ,クテシフォン首都を移した。その後息子パコルス1世にシリア征服をゆだねたが結局失敗。息子のフラーテス4世の手で殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む