オロデス2世(読み)オロデスにせい(その他表記)Orodes II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オロデス2世」の意味・わかりやすい解説

オロデス2世
オロデスにせい
Orodes II

[生]?
[没]前37
古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 57頃~37) 。兄弟ミトラダテス3世 (在位前 56~55) を助けて父のフラーテス3世を殺し,やがてミトラダテスをも倒して王位についた。前 53年,将軍スーレンを派遣してクラッススの率いるローマ侵入軍をカルラエで壊滅させ,クテシフォン首都を移した。その後息子パコルス1世にシリア征服をゆだねたが結局失敗。息子のフラーテス4世の手で殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android