20世紀西洋人名事典 「オーゲ・ニールスボーア」の解説
オーゲ・ニールス ボーア
Aage Niels Bohr
1922.6.19 -
デンマークの物理学者。
元・ニールス・ボーア研究所所長。
コペンハーハーゲン生まれ。
物理学者ニールス・ボーアがノーベル賞を受賞した年にその4男として生まれる。コペンハーゲン大学卒業後、1943年米国に亡命し、’43〜45年までロス・アラモスで原爆開発に参加。’46年からコペンハーゲンの父の理論物理学研究所で働き、’56年コペンハーゲン大学教授となる。’63年父の死去にともない理論物理学研究所の所長となり、’70年まで務めた。’75年〜81年まで北欧理論原子物理学研究所の所長を務める。’75年モッテルソン、レインウォーターと共にノーベル物理学賞を受賞。主著に「原子核の回転状態」(’54年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報