オートチューニング(読み)おーとちゅーにんぐ(その他表記)auto tuning

デジタル大辞泉 「オートチューニング」の意味・読み・例文・類語

オートチューニング(autotuning)

放送局周波数ラジオチューナーに記憶させておき、選局のときにそのボタンスイッチを合わせて受信する同調方式。

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精選版 日本国語大辞典 「オートチューニング」の意味・読み・例文・類語

オート‐チューニング

  1. 〘 名詞 〙 ( 洋語autotuning [英語] automatic tuning から ) 放送局の周波数をあらかじめラジオやチューナーに記憶させ、選局はその放送局に相当するボタンを押すかスイッチをセットするだけでいい同調方式のこと。自動選局装置。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オートチューニング」の意味・わかりやすい解説

オートチューニング
おーとちゅーにんぐ
auto tuning

多数の放送波のなかから希望の電波を選択し、受信することを同調(チューニング)といい、受信機の自動的な同調方式をオートチューニングという。同調をとるために受信機の局部発振周波数を連続的に変化させるアナログチューニングと、周波数をある単位ごとにステップ状に変えるデジタルチューニングとがあるが、オートチューニングはアナログ、デジタルいずれの方式にも採用されている。

 アナログ方式では、同調用つまみを手で回すかわりにモーターによって回転させ、放送波が受信されると、中間周波から出される信号によってモーターが自動的に停止するようになっているので、操作は簡単である。デジタル方式は、基準の水晶発振器が受信機に内蔵されており、その発振周波数からステップ的に変わる周波数を合成し、これを局部発振周波数とし、押しボタンスイッチの操作だけで放送波を自動的に選択する。

 なお、希望の放送局の周波数を受信機に記憶させておき、押しボタンの切り換えだけで選局するプリセット方式(カーラジオなどによく使われている)は、オートチューニング方式と区別している。オート、プリセットの両機能を備えた受信機もある。

木村 敏・金木利之]

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