オーネットコールマン(読み)おーねっとこーるまん

20世紀西洋人名事典 「オーネットコールマン」の解説

オーネット コールマン
Ornette Coleman


1930.3.19 -
米国ジャズ・アルト・サックス奏者。
テキサス州フォート・ワース生まれ。
ロサンゼルスビ・バップをデフォルメしたジャズで注目され、1959年センセーショナルなニューヨークデビューを果たし賛否両論を巻き起こす。従来奏法にとらわれぬ自由な表現と強烈な訴えかけは、音楽世界に新次元を開いたとされ60年代フリー・ジャズの出発点となる。主要作品に「ジャズ来るべきもの」(’59年)、「ゴールデン・サークル」(’65年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオーネットコールマンの言及

【ジャズ】より

…こうしたハード・バップ時代(1956‐61ころ)は,モダン・ジャズが成熟期に達した時代である。
[フリーとモード]
 1959年,ニューヨークに紹介されたオーネット・コールマンは,それまでのジャズになかった奇妙な音階と強烈なリズムをもつ音楽を演奏し,ジャズに新しい次元をひらいた。オーネットの音楽は,楽典的にみると調子はずれの音の羅列に聞こえ,その重要性が認識されるまでには数年間を要した。…

※「オーネットコールマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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