オーベルト効果(読み)オーベルトコウカ

デジタル大辞泉 「オーベルト効果」の意味・読み・例文・類語

オーベルト‐こうか〔‐カウクワ〕【オーベルト効果】

宇宙機加減速する際、位置エネルギーが小さく速度が大きくなる地点で行うほうが、他の地点で行うより運動エネルギー的に効率がよいという効果。たとえば、一旦、地球周回軌道に乗せた探査機を火星などに送り出す際、近地点推進剤を燃焼させるのが最も効率的となる。ドイツのロケット工学者オーベルトが考案

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android