お七(読み)おしち

精選版 日本国語大辞典「お七」の解説

おしち【お七】

八百屋お七。江戸本郷の吉祥寺の吉三郎を恋して放火し、天和三年(一六八三)火刑となった。
※雑俳・軽口頓作(1709)「まっすぐに・お七なくなく申やう」

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世界大百科事典内のお七の言及

【八百屋お七】より

…1682年(天和2)12月28日,駒込大円寺から出火,東は下谷,浅草,本所を焼き,南は本郷,神田,日本橋に及び,大名屋敷75,旗本屋敷166,寺社95を焼失,焼死者3500名という大火があった。その際,家を焼かれ,駒込正仙寺(一説に円乗寺)に避難したお七は寺小姓の生田庄之助(一説に左兵衛)と恋仲となった。家に戻ったのちも庄之助恋しさのあまり,火事があれば会えると思い込み,翌年3月2日夜放火したがすぐ消し止められ,捕らえられて引廻しのうえ,3月29日鈴ヶ森の刑場で火刑に処せられたというのが実説である。…

※「お七」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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