普及版 字通 「カイ・ひらく・たのしむ」の読み・字形・画数・意味
18画
[字訓] ひらく・たのしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は豈(がい)。〔説文〕十二上に「開くなり」とあり、〔段注〕に「本義を開門と爲す」という。豈は凱楽(がいがく)の楽器の形で、(よろこ)ぶ意がある。門は門。門に凱楽を奏する。ゆえにまた楽の意となる。
[訓義]
1. ひらく、門をひらく。
2. ひらける、あきらか。
3. たのしむ、よろこぶ。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕 アキラカ・ヒラク
[語系]
khi、開khei、(啓)khyeiは声義が近い。開は左右の扉を手で開く形。は口((さい)、祝詞・盟誓)を収めた神戸棚の戸を、手で開く形。〔方言、六〕に「を開くを、~楚にては之れをと謂ふ」とあり、は方言音である。
[熟語]
懌▶・闡▶・爽▶・拓▶・張▶・陽▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報