カイラス山(読み)カイラスサン

関連語 シバ神

精選版 日本国語大辞典 「カイラス山」の意味・読み・例文・類語

カイラス‐さん【カイラス山】

  1. ( カイラスはKailas ) 中国、チベット自治区南西部にある山。標高六六五六(六七一四とも)メートル。ラマ教、仏教、ヒンズー教の聖山。カンリンポチェ峰。ガンディセ山。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カイラス山」の意味・わかりやすい解説

カイラス山
カイラスさん
Mt.Kailas

中国南西部,チベット自治区南西部にある山。現地名カンリンポチェ (岡林波斉) 山。ヒマラヤ山脈と並行に延びるカンティセ (岡底斯) 山脈中の最高峰で標高は 6714m。シバ神が瞑想にふける山として古くからヒンドゥー教徒の信仰対象となってきたほか,チベット仏教においては世界の中心にある山とされている須弥山に模せられ,聖地としてあがめられてきた。現在も外国人旅行者には非開放の山となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む