世界遺産詳解 「カイロ歴史地区」の解説 カイロれきしちく【カイロ歴史地区】 1979年に「イスラーム都市カイロ」として登録されたエジプトの世界遺産(文化遺産)で、2007年に名称が変更された。首都カイロの東部に位置する旧市街やオールド・カイロを含むナイル川東岸約8km×4kmの区域で、9~10世紀に建てられたイブン・トゥールン・モスク、アズハル・モスク、19世紀のムハンマド・アリー・モスク、14世紀中頃のスルタン・ハサン・モスクなど300近いモスクがあり、イスラム文化が色濃く伝えられている。また、ムカッタムの丘には、12世紀後半にサラディンによって建てられたシタデルが残っている。歴史上重要な建造物として評価され、世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Cairo 出典 講談社世界遺産詳解について 情報