カクソ(読み)かくそ

日本歴史地名大系 「カクソ」の解説

カクソ
かくそ

[現在地名]高知市中須賀町

中須賀なかすか町の西外れ、旭駅前あさひえきまえ町との間に残る小字名。この地に土佐国造屋敷があったとの伝承がある。天正一五年(一五八七)の杓田村地検帳に小村としてカクソ村がみえ、一四筆一町三反三代四歩となっている。「南路志」は国造屋敷の所在をカクソに比定、「字のカクソ、国造の訛也、カコ音通す、地不広昔より人家一宇也、近年一家を増すのみ」と記し、カクソは国造の転訛としている。また同屋敷内にあった御稲霊社の傍らに大榎木があり、「一枝を除く者有れハ神大に祟をなすと云、又土佐郡北立村有今尾立と書也、小立足尼命の住玉ふ所か、皆隣村也」と記し、「国造本紀」に都佐とさ国造として名のみえる小立足尼ひじのすくねと北西隣の尾立ひじ村とを関連づけている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「カクソ」の読み・字形・画数・意味

【角】かくそ

角の

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