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かくangle

翻訳|angle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


かく
angle

(1) 平面図形に関して平面上の1点をOとし,Oから出る二つの半直線を,OA,OB とするとき,これらの半直線がつくる図形 AOB を角といい,記号 ∠AOB で表す。Oをその頂点,OA,OB を辺という。図形 AOB は平面を二つの部分に分けるから,∠AOB は同時に二つの角を表すとも考えられるが,普通はその一方だけをいう。角の内部とは,一方の半直線が他方の半直線を回転することによって得られたと考えたときの,その移動した部分をいい,それ以外の部分を角の外部という。 (2) 空間図形に関して直線と平面,平面と平面が交わる二つの場合がある。直線 l と平面πとが1点Oで交わると,Oを除いた l 上の任意の点Aからπに垂線をおろし,その足をBとする。このとき OAと OBがつくる図形 AOB を,l とπのつくる角という。普通,直線と平面の角というときは,平角 (180度) より小さい正の値について考える。次に,2平面π,π' の交線を l とし,l に垂直な平面とπ,π' との交線をそれぞれ mn とするとき,この mn の交角 AOB をπ,π' の角という。角の大きさは実用上は,1直角 ( 90 度) を細かく等分した単位,または直角の小数ではかるが,理論的な取り扱い,特に三角関数に対しては弧度法 (→ラジアン ) を用いることが多い。 (3) ベクトルに関して 二つのベクトル AB の間の角とは,AB の大きさをそれぞれ |A| ,|B| とおけば,内積によって cos θ=AB/|A|・|B| と定まる角 θ ( 0≦θ≦π ) をいう。


つの
horn

哺乳類の反芻類 (ウシ亜目) その他の頭部にある角質または骨質様突出物。通常1対あり攻撃や防御に使われる。およそ4種類に分けられる。ウシ,ヒツジ,シカなどでは前額骨の突起の角心を角質の角鞘が包む。シカ類の角は雄のみにあり分枝していて枝角と呼ばれるが,これは骨性の角心が皮膚に包まれて成長し,その後皮膚が脱落して角心が露出する。キリンでは短い角心が皮膚でおおわれている。奇蹄類のサイは1ないし2本の角をもつ。

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デジタル大辞泉の解説

かく【角】

[名]
一点から出る二つの半直線がつくる図形。また、その開きの度合い。角度。「の大きさ」
四角なもの。方形。「ジャガイモをに切る」
断面が四角の長い材木や石材。角材。「三寸
将棋の駒の一。角行(かくぎょう)。
動物のつの。また、つので作った笛。つのぶえ。
「―ヲ吹ク」〈和英語林集成
紋所の名。角形を図案化したもの。
中国・日本音楽の階名の一。五声の第3音。
二十八宿の一。東方の第一宿。乙女座のスピカを含む。すぼし。角宿。
中華人民共和国の現行の補助通貨単位。(ユアン)の10分の1。チアオ。
10 《方形であるところから》一分金あるいは一分銀
「早々買ひ給へと一―投げ出せば」〈浮・胸算用・二〉
[形動][文][ナリ]四角なさま。
「紫檀の―な名刺入を置いて」〈漱石

かく【角】[漢字項目]

[音]カク(呉)(漢) [訓]かど つの すみ
学習漢字]2年
〈カク〉
動物のつの。「角質牛角(ごかく)犀角(さいかく)触角一角獣
つののように先のとがったもの。物の先。「角帽圭角(けいかく)岬角(こうかく)折角頭角皮角
二直線が交わってできる図形。「角度鋭角四角視角頂角直角鈍角内角
四角。「角材角柱
活字一字分の枠。「全角倍角半角
すみ。わき。「一角口角
つの突き合わせて競争する。「角逐角力(かくりょく)
角力(すもう)。「角界好角家
〈つの(づの)〉「角笛菰角(こもづの)
〈かど〉「岩角一角(ひとかど)町角
[名のり]つぬ・ふさ
[難読]総角(あげまき)角子(みずら)角髪(みずら)

かど【角】

物のはしのとがって突き出た部分。「柱の」「机の
物の隅。「ページのを折る」
道の曲がり目の所。「の銀行」
人の性格・言動で、一癖あって、他人との付き合いが滑らかにいかないようなところ。圭角(けいかく)。「言うことにがある」
刀剣の峰に沿って小高くなっている部分。しのぎ。一説に、切っ先。
「焼き太刀の―打ち放ち丈夫(ますらを)の寿(ほ)く豊御酒(とよみき)に我酔ひにけり」〈・九八九〉

つの【角】

動物の頭部に突き出た、堅い骨質や角質のもの。「牡鹿(おじか)の
物の表面などに突き出ているもの。とがったもの。「かたつむりの
その形相が角を生やした鬼に似るとして、女性の嫉妬心(しっとしん)や怒りなどを、角のある状態にたとえる語。
紋所の名。1の形を図案化したもの。

チアオ【角】

《〈中国語〉》⇒かく(角)9

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百科事典マイペディアの解説

角【かく】

平面上に一端Oを共有する二つの半直線OA,OBが作る図形を角AOBと呼び,∠AOBと書く。Oを角の頂点,OA,OBを角の辺という。半直線OBがOAの位置からOを中心に回転して角AOBを作ったと考えるとき,この回転の量を角の大きさまたは角度という。

角【つの】

ある種の哺乳(ほにゅう)類の頭部にみられる突起物。サイ類を除いてふつう左右1対あり,攻撃や防衛に用いられる。ウシ,ヒツジなどの角は,前額骨の突起にはまりこむようになった筒状物で,表皮が角質化したもの。
→関連項目表皮

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世界大百科事典 第2版の解説

かく【角 angle】

平面上に同一の端点をもつ二つの半直線が与えられたとき,平面はこれらの半直線によって二分されるが,これらの部分のおのおのを半直線上の点も含めて角という。端点を角の頂点,半直線を角の辺といい,角からその辺を除いた部分を角の内部,平面から角を除いた部分を角の外部という。二つの辺が1直線上にあって反対を向いているとき,生ずる角はこの直線の片側となるが,これを平角という。平角より大きい角を優角,小さい角を劣角という(図1)。

つの【角 horn】

有蹄類などの哺乳類の頭部に生ずる,角質または骨質の硬くて細長い突出物で,攻撃,防御などに用いられることが多いが,二次性徴と思われるものもある。中実角(ちゆうじつづの),洞角(ほらづの),枝角(えだづの)に大別できる。中実角はサイ類に見られる,中に空洞も骨質の芯もない角で,毛状の繊維(毛ではない)が固まってできていて,絶えず成長する。鼻骨ときに前頭骨の上面正中線にあたる部分に,雄雌とも1~2本生じ,一般に雄の角のほうが大きい。

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大辞林 第三版の解説

かく【角】

[2][1] ( 名 ・形動 )
四角。方形。また、四角なさま。 「 -に切る」 「紫檀の-な名刺入/門 漱石
[1][2] 〔angle〕 〘数〙 一点から出る二本の半直線で作られる図形。また、その開き方の度合。角度。
[2][0] 将棋の駒の一。角行かくぎよう。 「飛車-なしで勝つ」
つので作った笛。中国から伝わり、古く軍陣で用いた。つのぶえ。
中国・日本の音楽理論でいう五音ごいんのうち、低い方から数えて三番目の音。 → 五音
二十八宿の一。東方の星宿。角宿。すぼし。
紋の輪郭として使われる正方形。平角・隅入角など。
鉸具かこ」に同じ。
( 接尾 )
助数詞。
一分金、または一分銀を数えるのに用いる。 「今時のこんがうに弐-づつとらしても/浮世草子・男色大鑑 5
中国の貨幣単位の一。一元は一〇角。一角は一〇分。

かど【角】

二つの線や面が出合って生じるとがった部分。
物の端の外側に突き出した部分。 「柱の-」
物の隅。
道の折れ曲がっている所。まがりかど。 「 -の店」
円満でなくとげとげしい性質。圭角けいかく。 「 -のある言い方」
刀剣の、峰の厚くなっている部分。しのぎ。または、切っ先。
目に立つ所。見るべき点。 「面白き-を少な少なと見せて/花鏡」

つの【角】

動物の頭部に長く突き出ている骨質または角質の硬い突起。 「水牛の-」 「 -製のパイプ」
物の表面または頭上の突起物。 「かたつむりが-を出す」
婦人の嫉妬しつとや怒りのたとえ。 「さすがのまま母の-もぽつきり折て/おらが春」 → 角を生やす
家紋の一。角の形を図案化したもの。枝角と袋角がある。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

角 (カド)

動物。ニシンの地方名

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典内のの言及

【角】より

…有蹄類などの哺乳類の頭部に生ずる,角質または骨質の硬くて細長い突出物で,攻撃,防御などに用いられることが多いが,二次性徴と思われるものもある。中実角(ちゆうじつづの),洞角(ほらづの),枝角(えだづの)に大別できる。…

【コルヌコピア】より

…ヨーロッパの装飾モティーフ,図案の一つ。〈豊穣の角〉と訳され,一般に花と果物に満たされた角の図柄で表される。富と安寧を象徴し,〈幸運〉〈勝利〉そして〈平和〉のおのおのの女神や河神の持物でもある。…

※「角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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