カタラウヌムの戦(読み)カタラウヌムのたたかい

改訂新版 世界大百科事典 「カタラウヌムの戦」の意味・わかりやすい解説

カタラウヌムの戦 (カタラウヌムのたたかい)

451年6月カタラウヌムCatalaunum平原(今日のフランス北東部のシャロン・シュル・マルヌ地方)で行われたアッティラのフン軍と西ローマ帝国アエティウス将軍麾下(きか)の西ヨーロッパ連合軍との決戦。この戦い両軍戦死者は16万5000を数えたというが,勝利は西ヨーロッパ連合軍側に帰した。この敗戦契機フン族のヨーロッパでの膨張は急激に衰えていった。
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百科事典マイペディア 「カタラウヌムの戦」の意味・わかりやすい解説

カタラウヌムの戦【カタラウヌムのたたかい】

451年アエティウスの率いるローマ軍およびテオドリックの率いる西ゴート軍の連合軍が,アッティラの率いるフン族の大軍を破った戦い。カタラウヌムCatalaunumは北フランス,シャンパーニュ平原のシャロン南方に当たる。

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世界大百科事典(旧版)内のカタラウヌムの戦の言及

【ローマ】より

…ローマの将軍アエティウスはフン族にブルグンドを討たせて2万人を殺戮した。そのフン族もアッティラ王の下に大軍をもってガリアに攻め入ったので,アエティウスは少数のローマ正規軍のほかガリア定住の同盟部族,個別的定住の異民族(ラエティ)を総動員し,451年カタラウヌムの戦でこれを退けた。フンはアッティラの急死(453)で瓦解した。…

※「カタラウヌムの戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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