ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カピト」の意味・わかりやすい解説
カピト
Capito, Gaius Ateius
[没]22
古代ローマの政治家,法律家。前 55年護民官 (→トリブヌス・プレビス ) 。ポンペイウス (大ポンペイウス) と M.クラッススの執政官 (コンスル ) 就任に反対し,クラッススのパルティア遠征を不正の侵略戦争として非難,阻止しようとしたが失敗した。のちユリウス・カエサルのもとで老兵への土地分配にたずさわった。法学者としてはサビヌス派の学祖。
カピト
Capito, Wolfgang Fabricius
[没]1541. シュトラスブルク
ドイツの人文主義者,神秘主義者,旧約聖書学者。宗教改革に参加し,D.エラスムス,H.ツウィングリ,M.ルターらと交わる。『ホセア書』『ハバクク書』の注解とヘブライ語の文法書を著わした。
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