最新 地学事典 「カフゼー洞窟」の解説
カフゼーどうくつ
カフゼー洞窟
Qafzeh cave
イスラエル北部,ナザレ近郊のカフゼー山に位置する石灰岩洞窟遺跡。同国のスフール岩陰と並び,約10万年前の中期旧石器ムスティエ文化層から解剖学的現代人の化石が出土したことから,Homo neanderthalensisとHomo sapiensが同時期に生存していたことを示した。保存状態の良好な複数の埋葬人骨と副葬品を伴うところは,明確な墓の存在を示す最古の例である。
執筆者:奈良 貴史
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

