ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィンドレー」の意味・わかりやすい解説
フィンドレー
Findlay, John Niemeyer
[没]1987.9.27. ボストン
南アフリカ生まれの哲学者。プレトリアのトランスバール大学 (現プレトリア大学) ,イギリスのオックスフォード大学,オーストリアのグラーツ大学で学び,南アフリカ,ニュージーランドなどで教鞭をとる。 1966年アメリカに渡り,テキサス大学,エール大学を経て,1972年にボストン大学教授に就任。研究領域は価値論,現象学,形而上学,認識論に及び,対象もヘーゲル,プロチノス,ブレンターノ,マイノング,フッサール,ウィトゲンシュタイン,ムーアなどと幅広い。主著『マイノングの対象論と価値論』 Meinong's Theory of Objects and Values (1963) ,『言語,精神および価値』 Language,Mind and Value (1963) ,『洞窟の苦行』 The Discipline of the Cave (1966) ,『洞窟の超越』 The Transcendence of the Cave (1967) 。
フィンドレー
Findlay
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