フィンドレー(英語表記)Findlay, John Niemeyer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィンドレー」の意味・わかりやすい解説

フィンドレー
Findlay, John Niemeyer

[生]1903.11.25. プレトリア
[没]1987.9.27. ボストン
南アフリカ生まれの哲学者。プレトリアのトランスバール大学 (現プレトリア大学) ,イギリスのオックスフォード大学オーストリアのグラーツ大学で学び,南アフリカ,ニュージーランドなどで教鞭をとる。 1966年アメリカに渡り,テキサス大学,エール大学を経て,1972年にボストン大学教授に就任。研究領域は価値論,現象学,形而上学,認識論に及び,対象もヘーゲル,プロチノス,ブレンターノマイノングフッサール,ウィトゲンシュタイン,ムーアなどと幅広い。主著『マイノングの対象論と価値論』 Meinong's Theory of Objects and Values (1963) ,『言語,精神および価値』 Language,Mind and Value (1963) ,『洞窟苦行』 The Discipline of the Cave (1966) ,『洞窟の超越』 The Transcendence of the Cave (1967) 。

フィンドレー
Findlay

アメリカ合衆国,オハイオ州北西部,ブランチャード川の岸にある都市。 1821年入植。 60年地方紙『ジェファソニアン』の編集長 D. R.ロックが,奴隷制度攻撃の書簡を公開した地である。 80年代に石油および天然ガスブームが訪れた。現在はタイヤ,写真材料,重機械,電気器具半導体素子,プラスチックなど多様な工業発達。人口3万 5703 (1990) 。

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