カブリ数物連携宇宙研究機構(読み)カブリスウブツレンケイウチュウケンキュウキコウ

デジタル大辞泉 の解説

カブリ‐すうぶつれんけいうちゅうけんきゅうきこう〔‐スウブツレンケイウチウケンキウキコウ〕【カブリ数物連携宇宙研究機構】

数物連携宇宙研究機構

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

カブリ数物連携宇宙研究機構
かぶりすうぶつれんけいうちゅうけんきゅうきこう

数学、物理学、天文学の研究者が連携して、宇宙の起源と進化の解明を目ざす融合型研究拠点。英語でKavli-Institute for the Physics and Mathematics of the Universe、Kavli-IPMUと略称する。世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の一つとして、2011年(平成23)1月に東京大学国際高等研究所に設置された。最新の宇宙論で明らかになりつつある暗黒エネルギー暗黒物質ダークマター)、それらを解き明かす統一理論超ひも理論量子重力)などを研究する組織。螺旋(らせん)形に配置された研究室や交流広場で世界中から集まった研究者たちが自由闊達に議論できるようになっている。極微の世界と極大の世界を結び付けて宇宙を理解しようとしている。2018年にカブリ財団より寄付を受けることにより、名称を数物連携宇宙研究機構からカブリ数物連携宇宙研究機構に変更した。

[編集部 2023年2月16日]

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