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極微 ごくみparamāṇu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

極微
ごくみ
paramāṇu

仏教用語。物質 (色法) を極限まで分割したもので,原子のようなもの。一指節を 710 または 711 で除した大きさに相当。湿なん動の4性質のいずれかを有する。この4つはそれぞれ地,水,火,風の独自の性質である。『倶舎論』では,有形の色法がみなこの微から構成されているとしている。1極微を中心として,上下四方の六方に極が集合したものを微塵という。

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デジタル大辞泉の解説

きょく‐び【極微】

[名・形動]きわめて小さいこと。また、そのさま。ごくび。「極微の世界」「極微生物

ごく‐び【極微】

[名・形動]
非常に小さいこと。また、そのさま。きょくび。
そののきわめて微妙な点。また、その道の奥義

ごく‐み【極微】

《〈梵〉paramāṇuの訳》仏語。物質を最も微細なところまで分割した最小実体

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大辞林 第三版の解説

きょくび【極微】

目に見えないほどきわめてこまかいこと。ごくび。 「 -の世界」

ごくび【極微】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
非常に小さい・こと(さま)。きょくび。
その道のきわめて微妙な点。奥義。 → ごくみ(極微)

ごくみ【極微】

仏教で、それ以上分かつことのできない最小の存在をいう。また、そのものの大きさ。極細塵。パラマーヌ。

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世界大百科事典内の極微の言及

【原子論】より

…なお,仏教徒はその小乗有部(うぶ)の哲学で色法(もろもろの存在)形成の基底に,ベーダーンタ学派はその哲学の中心たる個人我(アートマン)存在の様態の説明にやはり原子論をとっている。極微(ごくみ)は漢訳仏典が原子anu(paramāṇu)に与えた訳語である。原子【蒔田 徹】。…

※「極微」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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