カムイノミウシビラ(読み)かむいのみうしびら

日本歴史地名大系 「カムイノミウシビラ」の解説

カムイノミウシビラ
かむいのみうしびら

アイヌ語に由来する地名。当地一帯は近代に入り斜里しやり村に包含された。仮名表記は「カムイノミウシビラ」(「協和私役」「観国録」など)のほか「カムエノミウシヒラ」(玉虫「入北記」など)、「カモイノミヒラ」(東行漫筆)、「カモイノミウシヒラ」(西蝦夷日誌)、「カモヱノミウシヒラ」(「蝦夷日誌」二編)などがある。クスリ(釧路)よりシャリ越の道筋にあたり、「東行漫筆」に「シヤツルビラ」から四里余で「カモイノミヒラ」に至るとある(文化六年四月一九日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android