カラウシウス(その他表記)Carausius, Marcus Aurelius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラウシウス」の意味・わかりやすい解説

カラウシウス
Carausius, Marcus Aurelius

[生]?
[没]293
ローマ帝国の帝位僭称者 (286~293) 。ローマ軍司令官として現在の北フランス沿岸地域の警備にあたっていたが,海賊との謀議が発覚すると乱を起し,ブリタニアを占領 (286~287) ,皇帝と称して一時支配をガリア北東部にまで伸ばした。 293年ローマの副帝コンスタンチウス1世に敗れ,部下のアレクツスに殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android