カリ長石菫青石ホルンフェルス相(読み)カリちょうせききんせいせきホルンフェルスそう(その他表記)K-feldspar-cordierite-hornfels facies

岩石学辞典 の解説

カリ長石菫青石ホルンフェルス相

非常に低い液体圧と高い温度の条件で発達した接触変成作用変成相.低い限界では石英の存在下で絹雲母が不安定となり,カリ長石珪線石が共存する.この相は低温では斜方角閃石亜相,高温では斜方輝石亜相に分けられる.斜方輝石亜相は輝石ホルンフェルス相に対応する.カリ長石菫青石ホルンフェルス相の産出は,斑糲岩質の貫入岩体に伴われる接触変成帯内側に限られる[Winkler : 1967].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android