pyroxene hornfels facies
高温低圧の変成条件を示す変成相で,接触変成帯にのみ出現する。塩基性岩は直方輝石+単斜輝石+斜長石+石英の組合せで特徴づけられ,ざくろ石は出現しない。泥質岩では菫青石・正長石・紅柱石などが出現。炭酸塩岩では石英と方解石が反応して珪灰石を生ずる。珪酸に不飽和な岩石ではスピネルやコランダムが出現する。この変成相はV.M.Goldschmidt(1911)によるKristiania(現在のOslo)地方のアルカリ深成岩の接触変成岩の研究によって確立された。花崗岩の接触変成帯の最高変成度は,多くの場合この変成相に達せず,ホルンブレンドホルンフェルス相であることが多い。
執筆者:榊原 正幸・岩崎 正夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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