カルダモン丘陵(読み)かるだもんきゅうりょう(その他表記)Cardamon Hills

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルダモン丘陵」の意味・わかりやすい解説

カルダモン丘陵
かるだもんきゅうりょう
Cardamon Hills

インド南部、西ガーツ山脈の最南部を占める山塊。北のニルギリ丘陵とはパルガーツとよばれる鞍部(あんぶ)によって分けられる。丘陵とはいえ最高峰アナイムディ山は2695メートルの標高をもつ。雨量の多い西斜面ではチークや竹などの有用材がみられるとともに、茶、コーヒー、丘陵名の由来となった香料カルダモンが栽培されている。ペリヤル川では灌漑(かんがい)、発電計画が進みつつある。

[貞方 昇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルダモン丘陵」の意味・わかりやすい解説

カルダモン丘陵
カルダモンきゅうりょう

「サザンガーツ山脈」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のカルダモン丘陵の言及

【タミル・ナードゥ[州]】より

…山地は州境沿いに走り,北境では東ガーツ山脈が断続しつつ走り,西端のニールギリ丘陵で西ガーツ山脈と合する。同丘陵から南のコモリン岬まで半島部の最高峰を抱きつつカルダモン丘陵などが南走する。これら丘陵の東方には諸河川に分断された台地・丘陵が舌状に広がっている。…

※「カルダモン丘陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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