カルナ(英語表記)Carna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルナ」の意味・わかりやすい解説

カルナ
Carna

古代ローマの女神オウィディウスの伝える神話によれば,もとはクラネという名のニンフで,男嫌いだったが,あるときヤヌス神に捕えられて処女をけがされ,その代償にすべての入口の守護者であるこの神から,家の戸口災い侵入から守る役目を与えられたとされているが,元来は人間の肉体,ことに内臓生命力を司る女神だったと思われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android