ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルナ」の意味・わかりやすい解説 カルナCarna 古代ローマの女神。オウィディウスの伝える神話によれば,もとはクラネという名のニンフで,男嫌いだったが,あるときヤヌス神に捕えられて処女をけがされ,その代償にすべての入口の守護者であるこの神から,家の戸口を災いの侵入から守る役目を与えられたとされているが,元来は人間の肉体,ことに内臓の生命力を司る女神だったと思われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報