20世紀西洋人名事典 「カルロスクライバー」の解説
カルロス クライバー
Carlos Kleiber
1930.7.3 -
オーストリアの指揮者。
ベルリン生まれ。
父は名指揮者クライバー,エーリヒ。幼い頃、ベルリンからブエノスアイレスに移る。父の反対を押し切り、1954年ポツダムの劇場指揮者となり、本格的に指揮者としてデビュー。以後、ジュッセルドルフ、シュトゥットガルトなどの各劇場を経て、’68年以来ミュンヘンのバイエルン国立劇場を中心に活動。’74年同劇場の日本公演に同行して初来日、洗練された感覚、華麗な感情表現力による素晴らしい演奏を披露。ミュンヘンを本拠地とし、ヴェーバーの「魔弾の射手」、ビゼーの「カルメン」などの演奏によって世界的名声を得る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報