カロフ(その他表記)Calov(Calovius), Abraham

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カロフ」の意味・わかりやすい解説

カロフ
Calov(Calovius), Abraham

[生]1612
[没]1686
ドイツの厳格なルター派正統主義神学者。ケーニヒスベルクで学び,同大学の助教授 (1639) ,ダンチヒのギムナジウム校長 (43) ,ウィッテンベルクの神学教授 (50~52) を経て総監督となる (52) 。彼はルター派正統主義の主要な擁護者であり,彼の 12巻の『組織神学通論』 Systema locorum theologicorum (55~77) は,ルター派正統主義の教義の特徴を示す重要な文献である。敬虔主義ソッツィーニ主義と激しい論争を何度も行なった。また,自由主義的な聖書解釈に批判的で,主著『聖書解説』 Biblia illustrata (4巻,72~76) においては H.グロチウスを批判しつつ,「聖書にのみ基づく神学」の立場を展開した。

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