20世紀西洋人名事典 「カールツィーグラー」の解説
カール ツィーグラー
Karl Ziegler
1898.11.26 - 1973.8.11
ドイツの化学者。
元・カイザー・ウィルヘルム石炭研究所所長。
カッセル近郊ヘルザ生まれ。
母校であるマーブルク大学やフランクフルト大学、ハイデルベルク大学で講師として活躍。1936年ハレ大学教授となる。’30年リチウムアルキル、’42年カンタリジンを合成。’43年よりカイザー・ウィルヘルム研究所の石炭研究所所長を務め、有機金属化合物の研究に従事。’46年から5年間ドイツ化学会会長。’53年トリエチルアルミニウムと四塩化チタンからなるツィーグラー触媒低圧ポリエリレン合成の工業化への道を開く。’63年その業績に対し、ノーベル化学賞が贈られた。’56年来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報