20世紀西洋人名事典 の解説
カール ラントシュタイナー
Karl Landsteiner
1868 - 1943
オーストリアの血清化学者。
ウィーン生まれ。
1891年大学卒業後医師となる。以後、1896年ウィーン大学衛生学研究室助手、1897年同大学病理解剖学研究室助手、1908年ウィーンのウィルヘルム病院の解剖担当者を務める。’22年渡米、ロックフェラー医学研究所員となり、’26年アメリカに帰化。’00年に血液型を発見後、’10年これらの血液型がメンデルの法則に従って遺伝することを発見したほか、’27年にMN式血液型、’41年にはウィナーとともにRh血液型を発見。これらの業績により’30年ノーベル医学生理学賞を受け、その他多くの内外の賞や大学名誉学位を受ける。’43年研究室で心臓発作により世を去る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報