20世紀西洋人名事典 「カールワイツェッカー」の解説
カール ワイツェッカー
Carl Weizsäker
1912 -
ドイツの天文学者。
ゲッティンゲン大学教授。
1938年ベーテとは独立に恒星エネルギーの源泉に付いて、核物理学の成果を導入した炭素サイクル説を提唱。’43年物理的な乱気流理論を恒星に適用し、’44年惑星起源論の活発化に貢献。乱流粘性の結果として星自体の自転が遅くなり、余分な核運動量がガス状の外被を外へ運び、外被は急速に自転する円盤となり、惑星と衛星が生まれるとした。又、星間雲の気体力学の研究から渦巻き銀河が形成される初段階として棒渦巻銀河が重要な役割をしていると主張。環状構造のものが安定で、渦巻模様は不安定であることも指摘した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報