日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガスチェフ」の意味・わかりやすい解説 ガスチェフがすちぇふАлексей Капитонович Гастев/Aleksey Kapitonovich Gastev(1882―1941) ソ連の詩人。青年時代から革命運動に参加し、逮捕、流刑の連続であったが、1905年のロシア革命後、世界革命に対する希望、解放された労働の喜びなどをロマンチックに歌い上げ、『労働者の突撃の詩』(1918)、『司令書の束』(1921)などの詩集を刊行。まもなく詩作を放棄、文化問題、労働管理問題の研究に専念し、粛清の犠牲となった。[水野忠夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例