ガッタメラータ騎馬像(読み)ガッタメラータきばぞう(英語表記)Monumento di Gattamelata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガッタメラータ騎馬像」の意味・わかりやすい解説

ガッタメラータ騎馬像
ガッタメラータきばぞう
Monumento di Gattamelata

イタリア,パドバの聖アントニオ大聖堂前広場ピアッツァ・デル・サントに立つ,ベネチアの傭兵隊長エラズモ・ダ・ナルニ将軍記念騎馬像ガッタメラータ(斑猫〈ぶちねこ〉,老獪〈ろうかい〉の意)は将軍のあだ名。古代ローマの『マルクス・アウレリウス騎馬像』以来,ルネサンス期最初の青銅騎馬像の傑作で,市政府より委嘱されたドナテロが 1447年から 1450年にかけて製作した(設置は 1453年)。荘重な建築的構成のうちに人馬一体の威容あふれる勇姿,像と台座のみごとなバランスにより,厳しいリアリズムの頂点を示した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android