ガベス湾(読み)がべすわん(その他表記)Golfe de Gabès

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガベス湾」の意味・わかりやすい解説

ガベス湾
がべすわん
Golfe de Gabès

地中海の中央部、チュニジア東部にある湾。古くはシルティス・ミノルSyrtis Minorとよばれた。湾口北東部にはケルケナー島、南東部にはジェルバ島が浮かび、湾岸沿いの都市には、北端スファクス西端中世の商港として建設されたガベスがある。海産物としてはマグロ海綿が知られる。

[堀 信行

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガベス湾」の意味・わかりやすい解説

ガベス湾
ガベスわん
Gulf of Gabès

アラビア語ではハリージカービス,古代のシュルティスミノール。チュニジア東海岸南部の,長さ 100km,幅 100kmの,ほぼ円形に近い湾で,北東はケルケナ諸島南西はジェルバ島で限られている。湾に面した主要な港は,ほぼ中央部のガベスと北のケルケナ海峡に面したスファクスの2港で,海綿採取とマグロ漁業が盛んである。

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