最新 地学事典 「ガルングン火山」の解説
ガルングンかざん
ガルングン火山
Galunggung volcano
インドネシア,ジャワ島中西部,バンドン南東約60kmに位置する活火山。標高2,168m,南東に裾野を広げる安山岩質成層火山で,頂部に南東に開いた径2kmの馬蹄形小カルデラ(約4,200年前に形成)があり,山麓に岩屑なだれ堆積物が広く展開する。カルデラ内でしばしば爆発的噴火を起こし,1822年噴火では火砕流から移化したラハールが24km流下し,死者4,000人以上を出した。1918年カルデラ内に溶岩ドームを生成,82年には火砕流を多発,ラハールを誘発,カルデラ内にスコリア丘を生じた。死者20人以上,避難36,000人以上。この噴火中,噴煙柱は高度20kmに達し,上空通過中のジャンボジェット機2機が火山灰を吸い込んでエンジン停止を起こし,新タイプの航空機火山災害第1号となった。
執筆者:大島 治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

