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楯状火山 たてじょうかざん shield volcano

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

楯状火山
たてじょうかざん
shield volcano

溶岩の粘性が小さいと,溶岩は火口から遠くまで流れていき,山体の傾斜のゆるやかな火山をつくる。山頂火口はみられないか,あっても山体に比べて比較的小さい。ハワイマウナロアキラウエアや,アイスランド島などがその典型的な例で,日本にも八幡平大室山などがあるが規模は小さい。

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デジタル大辞泉の解説

たてじょう‐かざん〔たてジヤウクワザン〕【×楯状火山】

火山形態の一。粘性のきわめて小さい玄武岩質の溶岩からなる、楯を伏せたような形の傾斜の緩やかな火山。ハワイのマウナロア火山など。アスピーテ

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百科事典マイペディアの解説

楯状火山【たてじょうかざん】

アスピーテとも。火山を形によって分類した場合の一つ。非爆発性の中心性噴出によりできる火山体で,粘度の小さい玄武岩質溶岩が遠くまで流出し底面積が広く傾斜のゆるい(山頂近くでも10°以下,裾野(すその)は2°〜3°)楯を伏せたような形をとる。
→関連項目火山

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岩石学辞典の解説

楯状火山

aspite: シュナイダーの分類で,火山の断面形などの形態,構成物質の割合などに基づく命名である[Schneider : 1911].現在はあまり使われないが,アスピーテに相当する火山体の名称は楯状火山(shield volcano)として引き継がれている.熔岩火山(lava volcano)も同じ.ギリシャ語のaspisは楯の意味.
shield volcano: 流動性が著しい熔岩が静かに流出した大型の火山体で,底面が大きく山体の傾斜が10度以下程度の緩傾斜の火山体を作り,通常は頂上に火口がある.連続した熔岩流と小規模火山砕屑物の堆積によって構成されている[Daly : 1933].巨視的にみると昔の楯の形に似ている.中央火口から放射状にできた割れ目から多量の熔岩が流出して山体ができたハワイ型と,中心火口から熔岩が流出してできたアイスランド型に区別される.

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世界大百科事典 第2版の解説

たてじょうかざん【楯状火山 shield volcano】

粘性のきわめて小さい玄武岩質の薄い(30cm内外)溶岩流が何回も噴出して生じた火山で,西洋の楯を伏せたような形態をもつ。火山砕屑物は1%以下と少ない。次の3型がある。アイスランド型は1輪廻の中心噴火で生じ,比高1km以下と小型で,3~5度の緩傾斜な山腹をもつ。ハワイ型は中心火口と放射状割れ目からの多輪廻噴火で生じ,比高4km内外と大型で,傾斜は10度以下。ガラパゴス型は中心火口とそれに同心円的ならびに放射状の割れ目からの多輪廻噴火で生じ,比高1.5km内外,山腹傾斜20度内外で,亀背状の形態をもつ。

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大辞林 第三版の解説

たてじょうかざん【楯状火山】

粘性のきわめて小さい玄武岩質溶岩流が累積してできる、きわめて緩傾斜の円錐状火山。ハワイ諸島の諸火山が典型。アスピーテ。

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世界大百科事典内の楯状火山の言及

【火山】より

…傾斜は10度以下で,山頂に火口のある場合とない場合があり,陥没によって生じた陥没火口の見られる場合もある。これを楯状火山shield volcanoという。これには中心噴火による場合と,長大な割れ目から噴出する割れ目噴火による場合がある。…

【火山】より

…ふつう,比高0.5km以下,体積0.5km3以下である。ただしアイスランド型楯状火山は体積15km3にも達するものがある。複成火山は,休止期をはさんで数万年ないし数千万年をかけて,数百回ときには数千回の噴火を行ってできる火山で,一般に大型である。…

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