普及版 字通 「ガン・きる・けずる」の読み・字形・画数・意味
6画
[字訓] きる・けずる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は元(げん)。〔説文〕四下に「(き)るなり」、また(せん)字条九上に「截(き)るなり」とあり、その本字は斷(断)と首とに従う。も元は元首、首を截ることをいう字であろう。削るようにして取ることをいい、〔楚辞、九章、懐沙〕に「方をつて圜(ゑん)と爲す」とみえる。磨滅した碑文を碣(がんけつ)という。まるく窪むような削りかたをいう。
[訓義]
1. きる、きりそろえる。
2. けずる、ほる、すりへる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツフル・キル・タツ・ツヅ・ツヒタリ 〔字鏡集〕 カキル・ツフ・キル・タツ・ケツル・ツヒタリ
[熟語]
印▶・隠▶・欠▶・碣▶・刻▶・困▶・削▶・弛▶・琢▶・脱▶・団▶・断▶・剔▶・蠹▶・鈍▶・繆▶・敝▶・弊▶・▶
[下接語]
印・鑽・半・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報