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元首 げんしゅchief of state

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

元首
げんしゅ
chief of state

国家を外に向って一般的に代表する資格をもつ機関。元首の公的行為はすなわち国家の行為であり,その行為の効果は国際法上国家に帰属する。そのような行為の主要なものとして,外交官や領事官の派遣と接受,条約の締結,宣戦および講和などがあげられる。

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デジタル大辞泉の解説

げん‐しゅ【元首】

国の首長。
国際法上、外部に対して一国を代表する資格をもつ国家機関。君主国では君主、共和国では大統領など。

もと‐くび【元首】

首の根もと。また、頭。
「冑のしころより―まで鋒(きっさき)五寸ばかりぞ打ち込みたる」〈太平記・一四〉

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百科事典マイペディアの解説

元首【げんしゅ】

国の首長。国内的には統治権,少なくとも行政権を掌握し,対外的には国を代表する権能をもつ。通常,条約締結,外交使節の任免・接受,軍隊の統帥などの権能をもつ。外国滞留中は外交特権をもつ。
→関連項目儀仗兵共和制自治領大勲位

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世界大百科事典 第2版の解説

げんしゅ【元首 head of the state】

有機体としての国家の首部だとか,国家権力の全能者という元首の観念はほとんど歴史的役割を果たし終え,今日では,通例,対外的に国家を代表する地位にある国家機関をいい,条約の締結,外交使節の任免,全権委任状・信任状の発受などの外交権能を伴う。元首を,君主のように世襲によるものとするかどうか,合議機関(例,旧ソ連邦最高会議幹部会)とするかどうか,また実質上行政の首長として国政を統轄するものとするかどうかは,それぞれの国の憲法の定めるところによる。

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大辞林 第三版の解説

げんしゅ【元首】

一国の首長。
国際法上、外部に向かって国家を代表する資格をもつ国家機関。君主国では君主、共和国では大統領。日本では明治憲法下の天皇。 〔日本国憲法には規定がないため、学説上見解が分かれているが、国際慣行上は、天皇が元首として扱われている〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

元首
げんしゅ
head of the state英語
Staatsoberhauptドイツ語

一般には国の首長を意味する。この元首という概念は、国家を生物に例えた場合(国家有機体説)その頭の部分にあたることから由来した。したがって元首とは、対外的にその国を代表する地位と権限をもつ者のことであるが、国内的には統治権や行政権をもつ者を元首とよぶ。普通は君主国における君主、アメリカ合衆国のような共和国における大統領が元首にあたるが、旧ソビエト連邦最高会議幹部会(その議長が元首として扱われることもあった)などのように合議体が元首である場合もある。では、日本国憲法のもとでの元首とはだれか。明治憲法では第4条において「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬(そうらん)スル」と明記されていたが、現憲法では元首を定める規定がないためさまざまな見解が主張されている。学説の大多数は、条約の締結権や外交使節の任免権のほか一般に外交関係を処理する権限をもつ内閣を元首とみるか、あるいは行政権の首長として内閣を代表する内閣総理大臣を元首とみなしている。しかし最近では、対外的に国家を儀礼的に代表する権限をもつだけで十分とし、国家の名目的・儀礼的な象徴の地位にある者を元首的性格をもつ者とみる考え方も出てきた。この場合には天皇が元首であるということになろう。[田中 浩]

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