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がん治療 がんちりょう

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知恵蔵2015の解説

がん治療

最も確実な治療は、がん組織を外科手術によって完全に取り除くこと。がんが小さい時には、内視鏡下で摘出できるが、大きくなると主病巣に加え、周囲のリンパ節も切除して転移を防ぐ。がん細胞の増殖を抑える制がん剤(抗がん剤)は、急性白血病悪性リンパ腫などで、治療標的を絞り効果が著しい薬剤・抗体などが開発されている。放射線治療は口腔内、喉頭などの頭頸部のがんや子宮がんに対して有効で、多くは手術療法化学療法と併用される。骨への転移などに局所的に放射線を照射するのも有効。重粒子線を加速して患部に照射する重粒子線治療は、国立放射線医学総合研究所で実施されている。がん組織が高熱に対して感受性が高いことを利用して、がん組織に42℃以上の高熱を与える温熱療法は、身体の表面のがんに対して効果を発揮する。遺伝子の病気であるがんに対しては、遺伝子治療も期待されている。がんの治療には専門知識と経験が必要とされるため、臨床腫瘍専門医の認定制度が整いつつある。

(黒木登志夫 岐阜大学学長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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