キチンのβ-1,4結合をランダムに分解し,最終的にN-アセチル-D-グルコサミンにする酵素.キチンは甲殻類や昆虫のほかに菌類の主要な構造多糖であり,植物によっては病原菌がつくとキチナーゼを合成して防御するものもある.[CAS 9001-06-3]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…キチンは安定な物質であるが,強酸,強アルカリにより分解される。カタツムリの胃液中のキチナーゼという消化酵素によっても分解される。細菌の細胞壁の骨格物質であるペプチドグリカンは,キチンに類似した構造をもつ。…
※「キチナーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...