日本大百科全書(ニッポニカ) 「キバナチゴユリ」の意味・わかりやすい解説 キバナチゴユリきばなちごゆり / 黄花稚児百合[学] Disporum lutescens (Maxim.) Koidz. ユリ科(APG分類:イヌサフラン科)の擬似一年草(多年草の一型)。茎は高さ30~65センチメートル、下部は膜質の葉鞘(ようしょう)で包まれ、上部が分枝するものもある。4月以降、茎の基部から地下茎を1本ないし数本出すが、秋にはその先端に形成された芽の部分のみ残り、すべて枯れる。5、6月に淡黄色花を1~4個つける。高野山(こうやさん)および九州に分布する。[河野昭一 2018年11月19日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例