現代外国人名録2016 「キム・スージャ」の解説
キム・スージャ
Kim Soo-ja
- 職業・肩書
- 現代美術家
- 国籍
- 韓国
- 生年月日
- 1957年
- 出生地
- 大邱
- 経歴
- ソウルで絵画を学んだ後、フランス政府の給費留学生としてパリの国立高等美術学校のリトグラフィー・スタジオで学ぶ。この頃、母とベッドカバーを縫う中で、布の水平性に対する針の垂直性、縫い合わせることの意味など、神秘的な直感に貫かれる。1992年よりニューヨークのPS1にアーティスト・イン・レジデンスとして滞在し、韓国の伝統的な織物を使った色鮮やかなインスタレーションを制作。ビデオ作品にも力を入れ、’99年、2001年、2005年、2007年のベネチア・ビエンナーレをはじめ、サンパウロ、シドニー、釜山、光州などのビエンナーレ、帯広の「デメーテル展」などに参加。2003〜2004年にはリヨン現代美術館などに個展が巡回。2006年にはマドリード、レイナ・ソフィア美術館で個展を開催するなど国際的に活躍。作品に東京・渋谷など世界各地の雑踏に立ち続ける映像作品「針の女」、母国のベッドカバーで古着をくるみ女性の人生を示唆する「ボタリ(包み)」のほか、「アルバム」「ボディ・ニードル」などがある。ニューヨーク在住。2008年東京での新作展「鏡の女:太陽と月」のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報