キムヘ平野(読み)キムヘへいや(その他表記)Kimhae P'yǒngya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キムヘ平野」の意味・わかりやすい解説

キムヘ(金海)平野
キムヘへいや
Kimhae P'yǒngya

韓国,キョンサンナム (慶尚南) 道の南東部にあるナクトン (洛東) 江下流の平野。一部は東岸のプサン (釜山) 市に属するが,大部分は西岸のキムヘ市に属する。南北 15km,東西 6km。大部分が三角州で,ナクトン江が網目状に分流し,多数の川中島がある。末端は低湿地で,海に向って成長している。ヨンナム (嶺南) 地方第一の穀倉で,キムヘ米は良質で知られる。野菜を中心とする近郊農業や,ナシ,カキ,ブドウ,モモの果樹作も盛ん。養鶏,養豚,酪農などを取入れた多角的経営が進んでいる。『魏志』東夷伝の弁辰狗邪国で,のち任那日本府のおかれた地とみられる。新羅に併合されて金官郡がおかれ,李氏朝鮮で金海都護府となった。平野の奥にあるポンファン (鳳凰) 台の金海貝塚からは王莽の貨泉,鉄器,炭化した米などが出土した。

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