ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
キョプリュリュ・メフメット・パシャ
Köprülü Mehmet Paşa
[没]1661
オスマン帝国の大宰相 (→サドラザム ) 。若くしてイスタンブールに出て宮廷に入り,さまざまな職を経たのち,シリア,ヨルダンなどの知事を歴任。 1656年大宰相に就任し,幼少のスルタン,メフメット4世の代理として軍団の拡充,行政・軍事面での管理強化,国権の回復などに行政手腕を発揮し,オスマン帝国の再興に貢献した。息子 K.アフメット・パシャも大宰相になり,この親子の宰相期 25年間は,オスマン帝国史上「キョプリュリュ時代」と呼ばれる。
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