ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフメット・パシャ」の意味・わかりやすい解説
アフメット・パシャ
Ahmet Paşa, Köprülü
[没]1676. エディルネ
オスマン帝国の大宰相。キョプリュリュ・メフメット・パシャの長男。メドレセで学問を修め,教師となる。のちに政界に入り,シリア知事を経て 26歳にして大宰相 (1661~76) となった。父と同様に決断力があり,軍隊と財政を改革し,またクレタ島征服を完了させた。
アフメット・パシャ
Ahmet Paşa,Humbaracı
[没]1742. イスタンブール
オスマン帝国のアフメット3世に仕えたフランス人士官。本名は Claude Alexandre Comte de Bonneval。フランスの軍人であったがルイ 14世にうとんじられ,1729年オスマン帝国に帰化。砲兵軍団の改革,軍事教育に尽力した。
アフメット・パシャ
Ahmet Paşa, Cezzar
[没]1804
オスマン帝国の軍人,政治家。エジプトで数々の戦功を立て,パシャの号を受けた。サイダ,シリアの知事を歴任し,フランスのエジプト占領の際,ナポレオンをアッカーで破った。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報