血液中などにある免疫細胞で、リンパ球の一種。胸腺(thymus)でつくられるため、頭文字を取ってT細胞と呼ばれる。ウイルスに感染した細胞やがん化した細胞を攻撃、破壊して体を守る役割を担う。さまざまな攻撃対象に対応できるよう、何百万もの種類が存在する。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
… また別のT細胞は,異物である細胞や,ウイルスなどが感染して異物化した細胞に出会うと,直接にそれにとりついて破壊してしまうような働きをもっている。これをキラーT細胞あるいは細胞傷害性T細胞と呼ぶ。移植片の拒絶や,ウイルス感染細胞の除去,さらには癌免疫の主役はこのキラーT細胞であろうと考えられている。…
※「キラーT細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...