血液中などにある免疫細胞で、リンパ球の一種。胸腺(thymus)でつくられるため、頭文字を取ってT細胞と呼ばれる。ウイルスに感染した細胞やがん化した細胞を攻撃、破壊して体を守る役割を担う。さまざまな攻撃対象に対応できるよう、何百万もの種類が存在する。
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… また別のT細胞は,異物である細胞や,ウイルスなどが感染して異物化した細胞に出会うと,直接にそれにとりついて破壊してしまうような働きをもっている。これをキラーT細胞あるいは細胞傷害性T細胞と呼ぶ。移植片の拒絶や,ウイルス感染細胞の除去,さらには癌免疫の主役はこのキラーT細胞であろうと考えられている。…
※「キラーT細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」