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細胞性免疫 さいぼうせいめんえきcellular immunity

知恵蔵の解説

細胞性免疫

体液性免疫」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

さいぼうせい‐めんえき〔サイバウセイ‐〕【細胞性免疫】

体内に抗原が入ると、主にT細胞が増殖・活性化されて直接に抗原と特異的に反応する免疫。癌(がん)細胞の溶解、臓器移植拒絶反応など。→液性免疫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

細胞性免疫【さいぼうせいめんえき】

免疫反応のうち,キラーT細胞,マクロファージ,ナチュラルキラー細胞などの細胞が病原体そのものやウイルスなどに感染した細胞,癌細胞などを排除するもの。排除の主体が体液中の抗体である液性免疫(体液性免疫)に対比してこう呼ばれる。
→関連項目自己免疫

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典の解説

細胞性免疫

 細胞性免疫反応ともいう.体液性免疫に対して使われる語.細胞が,直接,抗原に作用するタイプの免疫反応.ツベルクリン型皮内反応,移植臓器の拒否反応なども,このタイプとされる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

さいぼうせいめんえき【細胞性免疫】

抗体は関与せず、細胞が直接作用して発現する免疫反応。主として T リンパ球による。ツベルクリン皮内反応や移植片拒絶反応など。 → 体液性免疫

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の細胞性免疫の言及

【ウイルス】より

… エイズ(後天性免疫不全症候群)はエイズウイルス(ヒト免疫不全ウイルス,HIV)の感染による。細胞性免疫不全により,日和見感染症,カポジ肉腫,リンパ腫などが引き起こされる。エイズウイルスはRNAウイルスで,HTLVとともにレトロウイルスと呼ばれるRNAウイルスの仲間である。…

【血球】より

…このようなBリンパ球が分泌する免疫グロブリンによって生ずる防御形式を体液性免疫という。これに対して,Tリンパ球の関係する反応を細胞性免疫といい,リンパ球が直接異物(抗原)と接触すると大型化し,細胞を殺す能力を発揮し,リンホカインという物質を放出して単球や顆粒球の働きを活発にさせる。ツベルクリン反応で皮膚が発赤するのはTリンパ球の作用である。…

【免疫】より

…また,生きた微生物だけではなく,その構成成分のタンパク質,多糖類などに対して抗体をつくるという事実の発見は,やがて,自己でないもろもろのもの,異種の動物の赤血球や血液タンパク質,卵や牛乳由来の,もともとは生物にとって有害でない物質や,自分と異なった血液型をもったヒトの赤血球,さらには人工的な化学物質の一部に対してもつくられることの発見につながり,かくして免疫は,〈感染免疫〉,すなわち〈伝染病から免れる〉という最初の疾病学的概念から離れて,生物学上のもう一つの基本概念,すなわち〈自己と非自己の識別機構〉に転化するのである。
[細胞性免疫]
 このようにして,免疫の本体の一つは,抗体というタンパク質の合成ということになるが,もう一つの重要な見解が19世紀末葉に現れる。毒素を中和する抗体という体液性の物質が免疫の本体としてとり上げられる一方,細胞こそが免疫の本体であると考える学説である。…

※「細胞性免疫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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