キントキマメ(読み)きんときまめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キントキマメ」の意味・わかりやすい解説

キントキマメ
きんときまめ / 金時豆

マメ科(APG分類:マメ科)の重要栽培植物のササゲ、インゲン、アズキにそれぞれキントキマメとよばれる品種がある。赤紫色の豆につけられた名称であるが、インゲンには白金時もある。

 ササゲのキントキマメは楕円(だえん)形で、米に混ぜて炊いても煮くずれせず赤飯用に賞用される。インゲンのキントキマメは主として煮豆用で、甘納豆にも用いる。アズキのキントキマメはアズキのなかでは煮くずれしないほうなので、赤飯用のほか、つぶし餡(あん)用とする。

[星川清親 2019年10月18日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む