キントキマメ(読み)きんときまめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キントキマメ」の意味・わかりやすい解説

キントキマメ
きんときまめ / 金時豆

マメ科(APG分類:マメ科)の重要栽培植物のササゲ、インゲン、アズキにそれぞれキントキマメとよばれる品種がある。赤紫色の豆につけられた名称であるが、インゲンには白金時もある。

 ササゲのキントキマメは楕円(だえん)形で、米に混ぜて炊いても煮くずれせず赤飯用に賞用される。インゲンのキントキマメは主として煮豆用で、甘納豆にも用いる。アズキのキントキマメはアズキのなかでは煮くずれしないほうなので、赤飯用のほか、つぶし餡(あん)用とする。

[星川清親 2019年10月18日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android