20世紀西洋人名事典 「ギオルギオスセフェリス」の解説
ギオルギオス セフェリス
Gíorgos Seféris
1900.2.29 - 1971.9.20
ギリシアの詩人,外交官。
スミルナ(後のトルコ領イズミル)生まれ。
本名ヨルゴス セフェリアジス。
アテネ、パリで法学を学び、外務省に入り、外務官僚として世界各地を転々とし、1962年駐英大使を最後に外交官を引退。詩人としては’31年の「分岐点」で詩壇に登場以来、10数冊の詩集、詩論集を発表した。古代ギリシャの文化を継承した思想が貫かれ、象徴性に富み、難解であるが、外交官として祖国を代表したように、詩人としてもギリシャを代表する第一人者であった。代表的詩集に「ミシストリマ」(’35年)、「つぐみ」(’47年)があり、’62年ウィリアム・フォルム賞、’63年にはノーベル文学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報