20世紀西洋人名事典 「ギュンターグラス」の解説
ギュンター グラス
Günter Grass
1927.10.16 -
ドイツの小説家,詩人,劇作家,版画家,彫刻家。
ダンヒチ(後のポーランドグダニスク)生まれ。
第二次大戦で少年兵とし召集されアメリカ軍捕虜となる。釈放後は石工、抗夫等をしながらデュッセルドルフ美術学校で彫刻と絵画を学ぶ。1950年代半ばから詩と戯曲を書き始め「47年ブループ」で活動。長編処女作「ブリキの太鼓」(’59年)を発表し戦後最大の物語作家として世界の注目を浴びる。60年代からは政治に参加、社会民主党を支援し’82年入党。「猫と鼠」(’61年)、「犬の年」(’63年)、戯曲「賎民の暴動稽古」(’66年)、「ひらめ」(’77年)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報