クアラントッティ・ガンビーニ(読み)くあらんとってぃがんびーに(その他表記)Pier Antonio Quarantotti Gambini

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

クアラントッティ・ガンビーニ
くあらんとってぃがんびーに
Pier Antonio Quarantotti Gambini
(1910―1965)

イタリア小説家。イストリア半島の町ピシーノに生まれる。トリエステに出て、詩人サーバと交わる。作品には、生まれ育った町を背景少年期から青年期へ移行する若者の性の目覚めを扱ったものが多い。代表作は三部作『ノルマの遊び』(1964)のなか中編塹壕(ざんごう)』(1942)、長編巡洋艦の波』(1947)など。

[川名公平]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

クァラントッティ・ガンビーニ
Quarantotti Gambini, Pier Antonio

[生]1910
[没]1965
イタリアの小説家。トリエステで文学的形成をとげ,サーバ,ズベーボらの影響を強く受けた。主著『熱い命』 La calda vita (1958) ,『ノルマの戯れ』I giochi di Norma (64) ,『ファルコの競走』 La corsa di Falco (69) 。

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